昆虫亀

森功次(もりのりひで)の日記&業務報告です。

2014-01-01から1年間の記事一覧

第9回KoSAC、gnck「画像の問題系 演算性の美学」合評会で評者を務めてきました。

表題のとおりです。『美術手帖』の第15回芸術評論で第1席を受賞したgnckさんの評論文「画像の問題系 演算性の美学」の合評会で評者を務めてきました。 第9回KoSAC「gnck「画像の問題系 演算性の美学」合評会」 http://d.hatena.ne.jp/oxyfunk/20141220 奇…

KoSAC「画像の問題系 演算性の美学」合評会で評者を務めます

以下のイベントに出ます。 第9回KoSAC「gnck「画像の問題系 演算性の美学」合評会」■日時:2014年12月20日(土)16:00〜18:00■場所:東京経済大学 第四研究センター4階4422研究集会室 国分寺キャンパス正門を入って直進。突き当たり右側にある図書館の4階…

分析美学研究会、次回は12/5。Stacie Friend "The great beetle debate: a study in imagining with names"

お休みしていた研究会を再開します。 次回は次回は12月5日(金)。 次回はStacie Friend (2011)"The great beetle debate: a study in imagining with names" Philosophical Studies, 153 (2), pp. 183-211.を読みます。 論文はaccepted versionのpdfがこち…

「分析美学は薄っぺらい」という意見について思ったいくつかのこと

先週末に美学会(九州大学)に参加してきたんだが、そこで(相変わらず)何人かの方から「分析美学ってなんか薄っぺらいよね」的なコメントを聞いたので、akadaさんのこの記事を読み返していた。哲学の初学者にありがちな間違い - うつし世はゆめ / 夜のゆめ…

2014年夏学期レポート課題「美学I」「美学III」

非常勤先(文星芸術大学)での夏学期の授業が終了しました。 今期は休講ゼロ。がんばった。 今日は、美学Iのほうのレポート課題を紹介しておきます。 出した課題はこんな感じ。 美学I 授業中に説明した議論をひとつとりあげ、 そこでなされている主張の内容…

ご恵投頂きました。澤田直編『移動者の眼が露出させる光景――越境文学論』弘学社、2014年、3月。

澤田直先生から頂きました。 立教大学文学部人文センターで行われた共同研究プロジェクト「移動者の眼が露出させる都市の相貌」の成果報告の論文集だそうです。折角頂いたので宣伝しようかと思ったんですけど、Amazonにも出てないし、弘学社のホームページに…

次回の分析美学勉強会は7/1(火)。Kulvicki (2010) "Pictorial Diversity"

しばらく間が空きましたが、分析美学の勉強会を再開します。 読むのはJohn Kulvickiの "Pictorial Diversity"です。 Catharine Abell Katerina Bantinaki (ed.), Philosophical Perspectives on Depiction. 2010. に収録されています。 この論文についてはat…

英語論文が出ました

美学会が出しているweb版の国際学会誌に投稿していた論文が出ました。 MORI Norihide (2014) "On Sartre’s ‘Proper Usage’ of Immoral Works in Saint Genet" Aesthetics, No.18. http://www.bigakukai.jp/aesthetics_online/index_en/index_en.html 内容と…

美学文芸誌『エステティーク』に寄稿しました

告知です このたび創刊された美学文芸誌『エステティーク(ESTHÉTIQUE)』に「失礼な観賞」という文章を寄せました。 芸術観賞をめぐるところではいろいろな「失礼」があるよね、というちょっとした小話をしております。短いです。 この文章書いたのは半年前…

『分析美学入門』紹介ページつくりました

Dropboxの仕様が変わってリンクが上手く貼れなくなってたので、『分析美学入門』紹介ページつくりました。 https://sites.google.com/site/bunsekibigakunyumon/home かなりやっつけ感はんぱないですが。 基本的に、このブログで書いてきたことをまとめただ…

2014年応用哲学会:分析美学系の発表資料まとめ

先の5月10-11日、関西大学にて応用哲学会が開催されました。 分析美学関連の発表が多く、わたし個人的にはとても楽しめました。多くの人が発表資料を公開してくれていますので、こちらでも紹介しておきます。 個人発表 高田敦史 「図像的フィクショナルキャ…

『分析美学入門』解説エントリ6、理想的観賞者について考える意義

前回のエントリのあと、また次のようなメールを頂きました。 東北大学で美学の勉強会をやっております、●●*1です。 先日は理想的鑑賞者について素晴らしいお返事をいただき、まことにありがとうございました。勉強会一同に代わり、あらためてお礼申し上げま…

『分析美学入門』解説エントリ5、理想的観賞者について

ご無沙汰しております。『分析美学入門』解説エントリの続きです。 東北大の美学研究会の方から、『分析美学入門』第四章の理想的観賞者についてメールで質問を受けました。 理想的観賞者をめぐる議論のところはたしかにちょっとややこしくて、以前にもtwitt…

鈴木生郎・秋葉剛史・谷川卓・倉田剛『ワードマップ 現代形而上学』が出ましたので、美学的見地からの宣伝

表題のとおりです。 哲学界では「ついに出たか!」という感じで、あちこちで話題になってます。 詳しい目次はat_akadaさんのブログで見れます。 http://d.hatena.ne.jp/at_akada/20140303/1393852281 リンク先で本書の長所の簡単な紹介もされてますし、いま…

大阪大学文学研究科共同研究「芸術における「参加」の問題――美学理論と演劇研究からのアプローチ」第二回研究会

ようやく告知が出ました。 遅くなりましたがこちらにも公開しておきます。 僕は二日目の午前中に発表です。 文学研究科共同研究「芸術における「参加」の問題――美学理論と演劇研究からのアプローチ」第2回研究会日時:(1日目)2014年2月22日(土)14:00から…