昆虫亀

森功次(もりのりひで)の日記&業務報告です。

2013-01-01から1年間の記事一覧

【告知】「神経美学の集い」12月24日16:00-@東大本郷美学芸術学研究室。

理化学研究所の佐藤多加之さんの呼びかけにより、以下の様なイベントを開催することになりました。 UCLのセミール・ゼキのところで神経美学を研究されている石津智大さんが現在帰国されているので、ちょっと神経美学者にいろいろ聞いてみよう、というゆるー…

【告知】12/15(日)、立命館大学「分析哲学と芸術」研究会:フィクションの哲学の最前線。講師は河田学&藤川直也。

宣伝です。立命館大学の田邉くんから研究会のお知らせが回ってきたので、こちらでも宣伝しておきます*1。 「分析哲学と芸術」研究会の公開研究会第2弾として、河田学さんと藤川直也さんをお招きして「フィクションの哲学の最前線」を開催いたします。河田学…

大阪大学文学研究科共同研究「芸術における「参加」の問題――美学理論と演劇研究からのアプローチ」研究会に参加します。

大阪大学の田中均さん主催の研究会に参加することになりました。 「芸術における「参加」」がテーマの研究会です。 これは、阪大の先生方が中心となって、阪大から補助を得つつ行われる研究会ですが、そこに、群馬県立女子大の馬場朗さんと私が学外から参加…

ポピュラー音楽学会で発表してきました。資料公開。

2013年12月8日(日)、ポピュラー音楽学会のワークショップA「ポピュラー音楽の美学と存在論(2):今井論文をめぐるオープン・ディスカッション」で発表してきました。 発表タイトルは、「ポピュラー音楽におけるHigher Level Ontology:リマスタリング、カ…

12/8(日)、ポピュラー音楽学会のワークショップで音楽の存在論の話をします。

12/7(土)-8(日)、関西学院大学で開催される、ポピュラー音楽学会でシンポに登壇します。 http://jaspm25.wiki.fc2.com/ 出るのはワークショップAです。 音楽の存在論において「録音物」というカテゴリーをどのように捉えられるべきか、録音物の出現によ…

名古屋哲学フォーラム2013で発表してきました。資料公開。

先日、名古屋哲学フォーラムで発表してきました。 http://www.human.nagoya-u.ac.jp/lab/phil/forum/ 名古屋哲学フォーラム2013秋 テーマ: 美を語る資格があるのは誰だ? 心理学(脳神経美学) vs 科学哲学 vs 分析美学日時: 2013年9月14日(土曜日)午後1…

9/13(金)に名古屋でトークイベントに出ます。Salon de NAKAYOSI 2

先日お伝えしたように9/14(土)は、名古屋哲学フォーラムでお話させてもらうのですが、 その前日にも、あいちトリエンナーレがらみのトークイベントに出ることになりました。 情報出るのが直近になってしまったけど、とりあえず告知しておきます。 イベント…

動画・音声で学ぶ美学 (英語)

Podcastなどが大衆化してきたことで、世界的に高名な先生の授業や講演の様子がどんどんupされる時代になりました。 最近では大学の後押しもあって、講演の動画や音声ファイルがたくさん公開されております。 美学関係のものもここ数年でたくさん見られるよう…

9月の名古屋哲学フォーラムの詳細が出ました。

表題のとおりです。 詳細が出たので、ここでも再度告知しておきます。 詳しくはこちら。案内文は戸田山先生ですかね。http://www.human.nagoya-u.ac.jp/lab/phil/forum/ 名古屋哲学フォーラム2013秋 テーマ: 美を語る資格があるのは誰だ? 心理学(脳神経美…

名古屋哲学フォーラムで発表します。 9月14日〔土)13:30〜 南山大学(名古屋市)

9月に名古屋哲学フォーラムで発表させていただくことになりました。 なかなか挑戦的なお題を振られてしまった・・・。どうしよう。 詳しい情報はまた8月ごろに出るらしいですが、ひとまず告知が回ってきたので、こちらにも貼っておきます。 2013年度名古…

『分析美学入門』解説エントリ、その4、日本語で読める分析美学2

『分析美学入門』解説エントリ、続きです。 今回は第7章以降のトピックで日本語で読める分析美学の文献紹介をしていきます。 翻訳は相変わらずあまりないですが、日本語の論考はまとめたらそれなりに数ありますね。 webから取れるものも多いです。 第7章 意…

『分析美学入門』解説エントリ、その3、日本語で読める分析美学1

『分析美学入門』解説エントリ、その3です。 前回から少し間があきました。まぁあまり焦らず、気が向いたら書くという感じですこしずつ続けていこうかなと思います。 各章の解説や補足など書いていくつもりだったのですが、ちょっとその前に今回は、『分析…

『分析美学入門』解説エントリ2、分析美学とは何か、その二

『分析美学入門』解説記事、その2です。 今回は前回の続きとして、分析美学の60年代以降の発展をざっと(ほんとにざっと)書いていこうと思います。 60年代以降、分析美学は様々なトピックで議論を発展させていきますが、なかでも大きな発展をみせたのは、…

『分析美学入門』正誤表

申し訳ないことに、ロバート・ステッカー『分析美学入門』(森功次訳、勁草書房)にはいくつか誤植が見つかっております。 ご購入くださった皆様には心からお詫び申し上げます。 出版社のページにも誤植表がアップされますが、アップデートが遅れる可能性も…

『分析美学入門』解説エントリ1、分析美学とは何か、その一

『分析美学入門』解説エントリです。 今日から気分が乗ったら、ちょこちょこと書いていくことにします。まずは「分析美学」という言葉について、解説しておこうと思います。 訳者あとがきにはつぎのように書きました。 原書のタイトルは直訳すれば「美学と芸…

翻訳を出しました。ロバート・ステッカー『分析美学入門』 (+ 詳細目次と、原著の誤植表)

ながらくおまたせしておりました翻訳がようやく出ました。 ロバート・ステッカー『分析美学入門』森功次訳、勁草書房、2013年です。 長かったですね。約3年かかりました。はじめ勁草に話持ちこんだ時には「半年で仕上げます!」とか大口叩いちゃったんですけ…

次回の分析美学勉強会はStacie Friend (2008) "Imagining Fact and Fiction"を読みます

次回はStacie Friend (2008) "Imagining Fact and Fiction" in New Wave in Aestheticsを読みます。今回の論文は、フィクションについてです。 20世紀末くらいからずっと、分析美学のフィクション論は、ケンダル・ウォルトンのごっこ遊び理論 Make-Believe T…

次回の分析美学研究会はNada Gatalo (2008). ”The Problem with Sentimental Art."

本勉強会*1、次回はNada Gatalo. (2008). "The Problem with Sentimental Art".in Postgraduate Journal Of Aesthetics, 5(2), 21-31.を読みます。 伊勢田哲治先生が最近出した論文集『倫理学的に考える』の最終章で感傷性Sentimentalityについて論じていた…

次回の分析美学研究会はRobson (2013) "Appreciating the Acquaintance Principle: a reply to Konigsberg"

次回は、Jon Robson (2013) "Appreciating the Acquaintance Principle: a reply to Konigsberg" in British Journal of Aestheticsを読みます。近年ちょっと話題になっているAcquaintance Principleをめぐる論文です。 最近、「美的判断やそれに関する信念…

次回の現代美学研究会はRobert Stecker (2012) "Artistic Value Defended"

コツコツと数回にわたってSibleyを読んで、ようやく読み終わったので、次回の現代美学研究会は Robert Stecker(2012) "Artistic Value Defended" in The Journal of Aesthetic and Art Criticism を読みます。 Dominic Lopesが2011年に、「芸術的価値ってう…

分析美学が学べる大学(海外編)

前エントリのコメント欄でちょっと話題になったので、とりあえずまとめてみた。 すべての情報が正しいかどうかもあまり自信がないし、並びもテキトウなのですが、いまんとこパッと目についた情報をまとめるとこんなかんじです。(分析美学っぽくない人のぶん…

来年度の授業シラバス

来年は宇都宮の文星芸術大学というところで授業します。 通年で2コマ。テーマは「美学概論」と「現代アート」です。どういう授業になるかはやってみないとよくわからないし、受講者数などもみながら方針も変えるつもりですが、とりあえずシラバス入稿しまし…

とりあえず作成してみます。

こっちのほうがいいのかなー。 はてなダイアリー( http://d.hatena.ne.jp/conchucame/ )からもしかしたら引越ししてくるかも。

次回の現代美学研究会はウォルトン修論検討会

1/22(火)は、東大美学の修士のM君がウォルトンで修論を書いたので、その検討会をします。 タイトルは、「K. Walton のメークビリーブ説――フィクションのパラドクスを軸として――」です。1/22(火)、20時@東大本郷美学芸術学研究室です。 ちなみにフィクシ…