昆虫亀

森功次(もりのりひで)の日記&業務報告です。

【告知】「神経美学の集い」12月24日16:00-@東大本郷美学芸術学研究室。

理化学研究所の佐藤多加之さんの呼びかけにより、以下の様なイベントを開催することになりました。
UCLのセミール・ゼキのところで神経美学を研究されている石津智大さんが現在帰国されているので、ちょっと神経美学者にいろいろ聞いてみよう、というゆるーい会です。
特に、研究発表などをするわけではありません。

神経美学の集い】
日時: 2013年12月24日(火)の16:00から
場所: 東大本郷キャンパス、美学芸術学研究室(法文二号館2階,2213教室)
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_01_02_j.html


企画者:佐藤多加之(理化学研究所) http://researchmap.jp/T_SATO/
参加者:石津智大(University College London, Laboratory of Neurobiology, http://www.vislab.ucl.ac.uk/index.php
   森功次 http://researchmap.jp/morinorihide/


内容: 神経美学や分析美学等に関して自由にディスカッションする。

石津さんのいくつかの論文は、ネットで読むことができます。
つい最近は、フランシス・ベーコンの絵画を使ったこういう論文を発表されましたし(http://www.frontiersin.org/human_neuroscience/10.3389/fnhum.2013.00850/abstract)、他にも、美的判断と知覚判断についての論文(http://www.vislab.ucl.ac.uk/pdf/Ishizu_and_Zeki_2013_The.pdf)や、"Toward A Brain-Based Theory of Beauty"という論文(http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0021852)など、近年たてつづけに興味深い論文を発表されてます。
なかなかおもしろい話が聞けそうです。

分析美学の側でも、ちょうどBritish Journal of Aestheticsの最新号にWilliam Seeleyが神経美学についての論文を載せたところで(http://bjaesthetics.oxfordjournals.org/content/53/4/443.abstract)、このあたりをきっかけに面白い議論ができれば、盛り上がるかもしれません。


そして、メールで興味ありそうな方に適当に呼びかけたところ、年末の忙しい時期のしかも大事な日にも関わらず、ポツポツと参加表明者が現れてきております。なんと「名古屋から行きます!」という人も!
意外と面白い異分野交流会になりそうです。
クリスマスイブに良いプレゼン(ト)交換が出来ればよいですね。



神経美学や脳認知科学、分析美学の美的知覚などに関心がある方は、ぜひご参加ください。