昆虫亀

森功次(もりのりひで)の日記&業務報告です。

2010-01-01から1年間の記事一覧

次回の分析美学研究会はRichard Wollheim, "Criticism as retrieval."

サルトル学会の発表も無事終了しました。 ご来場の方々、発表前に原稿検討してくれた皆様、どうもありがとうございました。 まだ確定ではないのでおおっぴらには言えませんが、次回の夏のサルトル学会は、予定通り行けばかなり豪華な面子で行われることにな…

12月4日サルトル学会。ワークショップ「サルトルのイマージュをめぐって:その射程と批判的考察」で発表します。

告知です。 表題の通りです。 第26回研究例会が下記のように開催されることになりましたので、ご案内申し上げます。多数の皆様のご参加をお待ちしております。 非会員の方の聴講を歓迎致します。事前の申し込み等は一切不要です。当日、直接会場へおこし下さ…

分析美学研究会近況報告

まだやってるのと言われたので、いちおう報告です。 コツコツと続けております。現在はMalcom Buddの"Artistic Value"を読んでおります。彼のValues of Artの第一章の抜粋です。次回は、来週11月9日(火)の20時から@東大本郷美学芸術学研究室です。 Values…

輪島裕介『創られた「日本の心」神話――「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史』 第四部 第十三章

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輪島裕介『創られた「日本の心」神話――「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史』 第四部 第十二章

創られた「日本の心」神話 「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史 (光文社新書)輪島 裕介 光文社 2010-10-15売り上げランキング : 34668Amazonで詳しく見る by G-Tools目次はこちら⇒ http://d.hatena.ne.jp/conchucame/20101016/p1 第四部 「演歌」から「昭和歌謡…

輪島裕介『創られた「日本の心」神話――「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史』 第三部 第十一章

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輪島裕介『創られた「日本の心」神話――「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史』 第三部 第十章

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輪島裕介『創られた「日本の心」神話――「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史』 第三部 第九章

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輪島裕介『創られた「日本の心」神話――「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史』 第三部 第八章

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輪島裕介『創られた「日本の心」神話――「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史』 第二部 第七章

創られた「日本の心」神話 「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史 (光文社新書)輪島 裕介 光文社 2010-10-15売り上げランキング : 34668Amazonで詳しく見る by G-Tools 目次はこちら⇒ http://d.hatena.ne.jp/conchucame/20101016/p1 第二部 「演歌」には、様々な要…

輪島裕介『創られた「日本の心」神話――「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史』 第二部 第六章

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輪島裕介『創られた「日本の心」神話――「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史』 第二部 第五章

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輪島裕介『創られた「日本の心」神話――「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史』 第二部 第四章

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輪島裕介『創られた「日本の心」神話――「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史』 第二部 第三章

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輪島裕介『創られた「日本の心」神話――「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史』 第一部

創られた「日本の心」神話 「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史 (光文社新書)輪島 裕介 光文社 2010-10-15売り上げランキング : 34668Amazonで詳しく見る by G-Toolsいやー、いろいろ感想とか解説とか書きたいんですけど、ネタバレになってもアレだし、下手なレ…

輪島裕介『創られた「日本の心」神話――「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史』

輪島裕介『創られた「日本の心」神話――「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史』(2010、光文社新書)が、めちゃめちゃ面白い。創られた「日本の心」神話 「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史 (光文社新書)輪島 裕介 光文社 2010-10-15売り上げランキング : 34668Amazon…

香港へ

哲学若手研究者フォーラムが終わったその足で、羽田空港にきております。 いまから香港です。これに参加してきます。 Master Class in Phenomenology for Asian Scholars 2010 http://www.cuhk.edu.hk/rih/phs/mc_2010.htm 香港空港のラウンジに泊まり、明日…

哲学若手研究者フォーラム:7月17・18日(土・日)

久々の更新ですが、告知です。 今週末は、若手フォーラムであります。 以下に詳細情報をのっけておきます。 発表要旨などの詳細はホームページで見れます。 http://www.wakate-forum.org/ 2010年度 スケジュール ■日程: 2010年7月17日(土)・18日(日)■会場: …

Robert Stecker講演の詳細、5/15(土)

ステッカー講演の詳細です。 東京大学大学院美学芸術学研究室と美学会東部会の共催で講演会を開催いたします。 詳細は次の通りです。講演者 Robert Stecker(セントラル・ミシガン大学教授) 題目 "Should We Still Care about the Paradox of Fiction?"(通…

分析美学研究会は夜にやることになりました。

分析美学研究会、次回は4月27日(火)の夜20時からやります。@本郷美学研究室。時間を夜にしました。学外のひとの参加希望が多かったのと、ほかの授業との兼ね合いで、結局夜が一番都合が良さそうだったので。 読むのはScrutonの“Understanding Music”の続…

哲学若手研究者フォーラムのお知らせ。

若手フォーラムのお知らせが回ってきたので転載しておきます。(と、ひとごとのように書いてますが、私は「中の人」です。) 今年の若手フォーラム、レクチャーテーマは「知覚の哲学」です。 レクチャラーは河野哲也先生(立教大学)、篠原成彦先生(信州大…

分析美学研究会、次回はRoger Scruton。

次回は13日の12時から@東大本郷美学研究室。 新年度の時間割がでたので、今後しばらくは曜日固定で行きます。 月曜12時にランチ(人によっては朝ごはん)を食べながらスタート。 たぶん四限前(15時)くらいに終わります。 読むのは、 Roger Scruton "Under…

分析美学研究会、次はStephen Davies。あと5月にRobert Steckerが来日。

前回Weitzの論文を読んだので、次回は、それに対する応答として Stephen Daviesの"Weitz's Anti-essentialism"を読みます。 これは以前に挙げたアンソロジーに入っているやつですが、もとの出典は学術誌掲載の論文ではなく、Daviesの91年の著作、Definitions…

GCOEワークショップ フィクションの哲学(2010年3月27日(土))開催

正式に告知が出ました! http://www.carls.keio.ac.jp/2010/03/gcoe2010327.html 昨年末に清塚邦彦氏が上梓し、大きな注目を集めている フィクション論『フィクションの哲学』(勁草書房、2009年)をめぐるワークショップを行います。 参加無料・登録不要で…

分析美学研究会。次はMorris Weitz。あと、27日は「フィクション」に関するシンポ。

ほそぼそと始めております分析美学の研究会ですが、Wollheimの論文を読み終わり(むずかしかったー)、次は以下の論文を読みます。Morris Weitz, "The Role of Theory in Aesthetics", in Journal of Aesthetics and Art Criticism, Vol. 15, 1956, pp. 27- …

分析美学の研究会を再開します。

以前やってて、休止中だった分析美学の勉強会を再開することになりました。 修士組も一段落したことだし。春休みだし。さらにはウチの社長が来年度前半はサバティカルだし。 本研究会の目標は「分析美学の基本を、お勉強していきましょう」というものです。…

2009年度、美学芸術学演習

学部3年生必修科目である「美学芸術学演習」が今日終了。一年間TAやりました。 授業内容 美学の基本文献(の一部抜粋)の翻訳をあらかじめ配布し、それについて担当学生が背景を説明しながら40分程度発表、その後全員でディスカッション。 夏学期は事前にこ…

年始の挨拶、および、『フィクションの哲学』非公式合評会の宣伝

実家帰っていたので届いた年賀状を確認したのが遅く、それからさらに風邪を引いたので、返事も出しそびれております。 すいません。 わたくし、「おみくじって『大吉』しかないんでしょ」と思い込んでいたくらい、子供のころは「大吉」しか引かなかったんで…