昆虫亀

森功次(もりのりひで)の日記&業務報告です。

2016-01-01から1年間の記事一覧

サルトル学会で博論の合評会を開催して頂きます(それに合わせて博論公開)。

今週末のサルトル学会で博論の合評会を開催して頂けることになりました。 日本サルトル学会第38回研究例会 日時:2016年12月3日(土) 14 :30〜 場所:立教大学 池袋キャンパス 5209教室(5号館)14 :30 -16 :15 提題者:根木昭英 Akihide Negi (司会:北見…

科学哲学会ワークショップ、『恐怖の哲学』書評会の資料公開

科学哲学会で次のワークショップに出てきました。 科学哲学会 第49回年次大会(信州大学)2016年11月19-20日 ワークショップII 「戸田山和久『恐怖の哲学』書評会:情動の哲学理論からアプローチするフィクション論と意識の哲学」 オーガナイザー:西條玲奈…

ドゥルーズ『感覚の論理学』、新旧訳の図版番号対応表つくりました。

2月に出てたフランシス・ベーコンのLogique de la sensationの新訳をようやく確認。 ジル・ドゥルーズ『フランシス・ベーコン 感覚の論理学』宇野邦一訳 訳は山縣訳よりも(少なくとも日本語としては)だいぶ読みやすくなってるが、残念なことに図版が大幅に…

「おける論文」、「横のものを縦に研究」への批判について

「自分で一から考える」型の研究を称揚し、「おける論文」「横のものを縦に」系の研究をけなす論調は、人文系の研究ではたびたび見られるし、「反省的に思考する」作業を重視する哲学分野では、数ヶ月に一度聞く話。 これモチベーションはわからなくもない*1…

ウォルトン「芸術のカテゴリーの売上を熊本地震支援のために寄付することにしました

noteで売り出していたケンダル・ウォルトン「芸術のカテゴリー」の翻訳ですが、今後しばらくの売上全額を熊本地震支援のために寄付することにしました。 まだ購入してない方はこれを機にぜひどうぞ。 39ページ、390円です。ケンダル・ウォルトン「芸術のカテ…

Synodosで「分析美学ってどういう学問なんですか」という記事を書きました。

Synodosでこういう記事を書きました。「分析美学ってどういう学問なんですか――日本の若手美学者からの現状報告」分析美学って普通の美学ですよ、という記事です。 「分析美学とは何か」的なことはこれまでさんざんブログで書いてきたので、すこし別の観点か…

2015年の仕事まとめと反省、そして今年の目標

あけましておめでとうございます。 年末は子育てに追われてました。子育てナメてましたね。 「年末年始は新生児を抱っこしながらゆっくり本でも読むかー」と思ってた自分をぶん殴りたいです。 2015年の仕事とその反省をまとめておきます。 学術論文 「芸術は…