昆虫亀

森功次(もりのりひで)の日記&業務報告です。

「子育ての美学」で記事を、あと源河『「美味しい」とは何か』の書評を書きました

「子育ての美学」をテーマに『現代ビジネス』に記事を書いたのでご報告です。

 gendai.media

 

 

先日甲南大学で発表した話の一部を、少し変わったスタイルで書きなおしたものです。

https://morinorihide.hatenablog.com/entry/2024/03/12/151032

甲南大学のシンポジウムではやらなかった話として、記事の最後に「人生の意味」の観点からの話を少しだけ付け加えてます。アイデア段階ですが、最近はこういうことを考えています、ということで。

「子どものかわいさ」というのは美学・哲学の観点から考えるとけっこう面白いよ、という(どちらかというとアカデミックな人たちに向けての)メッセージを出したかったんだけど、意外とFacebookなどで子育て世代の友人たちから反響があった。

「子育ての美学」、他にもいろいろと論点があるので、そのうちまとめて本書きたい。

 

 

 

あと少し前になりますが、科学哲学会の学会誌に書評をひとつ書きました(pdfあり)。

【書評】源河亨著『「美味しい」とは何か:食からひもとく美学入門』、『科学哲学』56 巻 2 号 p. 111-115, 2023

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpssj/56/2/56_111/_article/-char/ja

依頼の分量を大幅に超過した原稿になったんですが、そのまま載せて頂けました。編集委員会に感謝。

批判的なことをいろいろと書いてますが、この本はとても良い本なので未読の人は早く読みましょう。めちゃ読みやすいので。

書評では、何かを「芸術だ」とか「美的なものだ」と主張するときにはどういう点に気をつけるべきか、というところをいくつか書いてます。美的経験論や芸術の定議論について授業するときに、参考資料として使ってもいいと思います。

 

 

 

 

その他、近況報告

  • 今年の夏は韓国に引率出張になりそうです。7月末~8月上旬。それまで集中的に韓国映画見るぞ。
  • 今年も「アートラボあいち」の大学連携プロジェクト「県芸・名芸・造形・学芸 夏休み連続講座」でレクチャーします。8月中旬予定。
  • 8月下旬に新潟大学で集中講義します。
  • 学内改組のため、9月に隣の校舎に研究室の引っ越しをしなきゃいけなくなった。パッキングがめんどい。
  • 10月にとある学会のワークショップに登壇することになったのでその準備をしないと。