昆虫亀

森功次(もりのりひで)の日記&業務報告です。

『サルトル読本』が出版されました

ついに満を持して『サルトル読本』が出版されました!


日本のサルトル研究者が大集合という感じの本です。
詳しい目次はこちらで見ることができます。
http://www.h-up.com/books/isbn978-4-588-15069-2.html




僕は「芸術は道徳に寄与するのか──中期サルトルにおける芸術論と道徳論との関係」という論考を寄せてます。


刊行までにかなり時間がかかってしまいました、、、(ツイッターの履歴みたら、第一稿提出したのは2013年の1月でした)。
その後も、amazonで近刊情報が出ては刊行予定日が延びるというのを半年ほど続けてきましたが、ようやく刊行です。
長らくおまたせしましたが、ただそのぶん、内容はけっこう面白いんじゃないかと思います。
世界に先駆けてサルトル全集を刊行した国だけあって、日本のサルトル研究はやっぱりかなりレベル高いなという印象です。
正直、わたしなんかの論文を一緒に載せて頂いてほんと光栄です、という感じ。
編者の澤田先生が、かなり良い仕事をされてます。日本の全サルトル研究者は、澤田先生に足を向けて寝れないですね。



おそらくサルトル学会の夏の例会(例年通りだと7月上旬ごろ)で、合評会的なものが開かれるかもしれません。
それまでに熟読しておきましょう。