昆虫亀

森功次(もりのりひで)の日記&業務報告です。

第11回KoSAC「卒論修論フォーラム Vol.2」の資料公開

KoSACで合評会の評者を務めてきました。

第11回KoSAC「卒論修論フォーラム Vol.2」
2015年3月21日(土・祝)14:00〜18:00
東京経済大学国分寺キャンパス 第四研究センター4階4422研究集会室


14:00  はじめに:加島卓(武蔵野美術大学ほか)
14:10-15:50 「ヴォルプスヴェーデ村と4人の芸術家たち:1894-1937」
報告者:山中麻未(武蔵野美術大学芸術文化学科) 評者:山本貴光(哲学の劇場)
16:00-17:50 「人々の実践としての芸術/非芸術の区別:法・倫理・批評領域に焦点を当てて」
報告者:岡沢亮(東京大学大学院学際情報学府) 評者:森功次(日本学術振興会)+松永伸司(東京藝術大学
18:00 おわりに:光岡寿郎(東京経済大学
18:30 懇親会(国分寺駅周辺)


第一部は、山中麻未さんが卒業制作で作られたゲームをみんなでやってみる、というセッションでした。
とても面白かったので、このゲームについてはもっと周知されるべきだと思いましたけど、それはさておき、


われわれは第二部で、岡沢さんの修論の合評会をやりました。
岡沢さんの論文については、詳しくはこちらをどうぞ。
・岡沢亮「人々の実践としての芸術/非芸術の区別:法・倫理・批評領域に焦点を当てて」
http://ryookazawa.hatenablog.com/entry/2015/02/18/220313


今回は、「社会学を専門に研究している方が芸術/非芸術の区別を行っている社会実践に着目しつつエスノメソドロジー論文を書いたので、分析美学を専門にしている方にコメントをしてほしい」という依頼がありまして、僕と松永くんでコメンテーターを務めることになりました。

  • 分析美学の定議論に詳しい松永くんが第1章に、
  • 不道徳な芸術作品をめぐる問題について研究していた僕が2,3,4章に、

コメントをするという役割分担でやりましたが、終わってみると、なかなかコメンテーターの人選は良かったのではないか、という気がしてます。
社会学者、美学者、双方にとって意義ある会になったのではないかと。


Researchmapのほうで資料を公開しておきます。
https://researchmap.jp/mu3huj26p-1833297/#_1833297

松永くんも資料を公開してますので、こちらの方を先にご覧になったほうがいいかもしれません。
https://researchmap.jp/?action=cv_download_main&upload_id=80176


ただ、岡沢さんの論文を読まないと、あまり内容はわからないかもしれません。
合評会ですのでね。
興味ある人は岡沢さんにコンタクトをとって論文をもらってください。