京都の立命館大学で12月1日(木)に、レクチャーすることになりました。
関西の激レア分析美学者、田邉くんから、お呼ばれされました。
どうもありがとうございます。
そして場と機会を提供してくださった吉田さん、心から感謝しております。
うちの研究室から今井と僕の二人が行きます。
吉田さんのブログ(http://d.hatena.ne.jp/aesthetica/20111121)では「今をときめく二人の若き美学者」*1とか言われてますが、べつに普段はなんのときめきもなく、学食で安い定食を食べて精進しております。(まぁそんな話はどうでもよろしい)。
立命館大学大学院先端総合学術研究科
「分析哲学と芸術」研究会
特別レクチャー&セミナー
日時:12月1日(木)13:00〜17:20
場所:立命館大学(衣笠キャンパス)創思館303/304号室(→キャンパスマップはこちらhttp://www.ritsumei.jp/campusmap/map_kinugasa_j.html)
※事前申し込み不要・参加費無料
(1)レクチャー(13:00〜14:00)
今井晋「What is the aesthetic?−シブリー(Sibley, F.)以降の美的なものの議論を概観する」
(2)レクチャー(14:10〜15:10)
森功次「われわれは芸術作品の価値をどのように査定すべきなのか?──不道徳作品を中心に」
(3)セミナー(15:20〜17:20)
レクチャーに対する質疑応答/森功次「作品の倫理性が芸術的価値にもたらす影響――不完全な倫理主義を目指して」(仲正昌樹編『叢書アレテイア(13) 批評理論と社会理論〈1〉アイステーシス』御茶の水書房、2011年所収)の合評会
※レクチャーの順番が逆になりました。(11/29)
その後、懇親会(詳細未定)を予定しています。
連絡先:
田邉健太郎(立命館大学大学院先端総合学術研究科表象領域3回生)
gr0086hv[at]ed.ritsumei.ac.jp
先日出版された論文(http://d.hatena.ne.jp/conchucame/20111102)の合評会のようなものもやっていただけることになりました。ありがたい、ありがたい*2。
なので、レクチャーのほうでは、すこしテーマをずらして、「芸術的価値」の話をしようかなと考えております。
論文と同じ話してもしょうがないしね。
「芸術」などという仰々しい言葉が踊っておりますが、できるだけ普段の生活に根ざした話をします。
ですので、参加者のみなさまも、あまりビビる必要はありません。
(ちなみに、先日の論文でつかった具体例は『天使なんかじゃない』でした。)
参加者の皆さんにも日常生活をみつめながら積極的に議論に参加して欲しいと考えてますし、僕もできるだけみなさまが参加できるような話をします。(難しくて全然わかんねーよ!、ってシーンってなったらつらいですが。)
分析美学ってのは、議論に参加すると、とたんに面白くなる学問です。
そして、議論に参加しないとその面白さの大半を取りのがしてしまうような学問なのです。
議論に参加しない分析美学ってのは、まぁ言ってみれば、応援するチームなしにスポーツ観るようなもんです。ガッツポーズもハイタッチもできやしねぇ。
今回のレクチャーで、分析美学の楽しさをすこしでも感じてもらえたら、と思います*3。
がんばります。
では。
面白い話しますので、おたのしみに。
ちなみに言っときますけど、わたくしサルトル研究者です。