昆虫亀

森功次(もりのりひで)の日記&業務報告です。

オンライン研究会について


最近読書会のメンバーが実家に帰っているので、チャットで読書会するようになった。
「やりにくいだろー」と思ってたら、意外とできる。むしろテクストが残るというメリットすらある。
今はキーボードでやってるけど、これ音声チャットとかまで使って工夫すれば、かなり有意義かつ時間の節約になるんじゃないか。
レジュメwebに上げて音声チャットで質疑応答やれば、今実際にやってることの大半はできるし、家の方が資料はたくさんあるのだから何か分からない部分あったら調べるのも簡単だ。そもそもweb見れるし。
(ただチャットによる「落ち着いて議論ができる」「発言がテクストで残る」などの点は、実は隠れたメリットなのかもしれないとちょっと感じている。音声チャットとキーボード打ち込みによるテクストチャットとのバランスは参加者のキーボードスキルを見て決めるべきかもしれない。)


何より、わざわざどこかに集まらなくてもよいというのはいい。
郊外から通う人間にとって、往復の交通時間省けるのはデカイ。
(「チャットで議論とか時間かかるだろ」って人には、「いや、往復の交通時間のほうがもっと時間かかりますよ」と言いたい。)
地方の、もしくは海外の人とも会を開くことが可能だ。
何で今までやんなかったんだか。


では、もう学会とか研究会とか全部オンラインにしてしまえばいいのか?というと、
そうも思わない。
なぜなら、オンラインでは身につかないスキルというのもあるからだ。
哲学の学生は、対面してその場で主張をやり取りするという反射神経を鍛えなければならない。
求められるのは、相手の主張を素早く理解し、即座に説得的に反駁する技術である。
そこで重要なのは、身振り手振りや、目線の動きや、声の抑揚であり、要するに、オンラインじゃ無理な部分がたくさんあるのだ。
そういう討論の技術は実際に会って対面ディスカッションを積み重ねるしか身につかないと思う。
だから全ての研究会をオンラインでやるべきではない。(つーか打ち上げ出来んし。)
ただ、オンライン研究会というのを選択肢として考えてもいいなとは最近思っている。
(むしろ大学の会議とかはオンラインでよくね?って思う。毎週の教授会で日本のトップクラスの頭脳がどれだけ無駄な時間を浪費していることか。
あー、でも教授にはその対面的説得術で予算取ってきてもらわな困るのかしら。)



そういやNOVAはかなり前から「自宅留学」とかやってたなぁ。
そのうち「学生は自宅にマイクとwebカメラを用意してください。」って学部便覧に載る日がくるかもしれない。
サイバー大学とかある時代だし、既にもうどこかやってんじゃないかって気もしてきた。





同居人が春から名古屋へ行くので引越しの準備。
いらん服大量にもらった。(ついでに同居人の彼女にもシャツ幾つかもらう)
新シーズンモデルチェンジ俺。
春物はもう買わんでよい。



最近なぜか咳が出る。風邪引いてないのに。
花粉か?のど遺体。