昆虫亀

森功次(もりのりひで)の日記&業務報告です。

 週末は、大江講演に始まり、品川に終わった。

conchucame2007-05-21

週末は大江健三郎講演@安田講堂からスタート。
本来なら院ゼミの時間なのだが、休学中なので堂々と講演拝聴。
俺にとって、大江健三郎は学部時代にハマった作家。
全集(昔のだけど)まで買った作家は、サルトル以外では大江しかいない。


大江の講演は人生二回目。
(一回目は学部の卒業式だった。「あぁ俺は、一年留年したおかげで、大江の講演を聞くことができるのだなぁ」と感慨に浸っていると、講演パンフレットで大江の卒論のタイトルが「サルトルの小説におけるイメージについて」だったことを知って仰天した。親近感倍増。)
大江の講演は、随所に笑いを持ってくるから好きだ。
しかもwitに富んだ笑いを。
幅広い年齢層の聴衆を全体的に笑わすのは、やはりすごい能力であって、
最近のバラエティー芸人には絶対に無理だろうなぁと思いながら聞いてた。
そして大江は笑いの後に、きちんと大事な話を持ってくる。
笑いと講演の要点をつなげるのがすごく上手い。
やっぱ言葉のプロだなぁ。
公演内容に興味あるひとは検索せれ。




母から電話。
母情報によると、どうやら俺は麻疹の予防接種を受けていないようです。
兄はしっかりと受けているのに。
なんだこの兄弟格差。


別に休学中なんで、休講とか関係ないけど。
ちなみに東北学院大は予防接種の費用全額負担してくれるんだってさ。
http://www.tohoku-gakuin.ac.jp/news/070518-3.shtml
いいねいいね。
まぁこんなところで金ケチっとる場合ではないよ、俺。
発症したら、同居人から家追い出されますがな。





週末はサッカー。ちょっと活躍。
そのあと飲んで久々につぶれた。
新宿から終電に乗って、起きたら終点の品川だった。
あぁ、時間を飛び越えるとはこういうことかー。トリップトリップ。
って、おい!
と、電車がなくなった品川駅で一人漫才妄想を済ませたあとで、
しかたなく近所の後輩の家に「泊めろ」と押しかける。
持つべきものは、先輩の理不尽さを受け入れてくれる各地の後輩。
おかげさまで今日一日、二日酔いでヘロヘロしてたら、明日勉強会で「環境美学」の発表することをすっかり忘れていた。
まずい。