昆虫亀

森功次(もりのりひで)の日記&業務報告です。

【祝】『分析美学入門』三刷決定!

『分析美学入門』の三刷が決定致しました。
いやー、めでたい。



分厚い本ですが、じわじわと読者層が広がっているようでなによりです*1
まぁ日本で分析美学に興味ある人からすると、避けて通れない本であることは間違いないですし、何か美学的な疑問が出たときに立ち戻るのにはとても良い本なので、今後も色んな人に読まれるといいなと思います。


あとこの本、Introductionと銘打っている割にはけっこうステッカー本人の主張も入ってるので、その後の分析美学の論争でもちょこちょこと言及される本でもあります。とりわけ芸術的価値や美的経験の部分は、最近の論文でもよく引かれています。
そういう意味でも、この本訳した意味はあったなー、という思いです。



なお分析美学をテーマした授業は、来年は慶応大学、東京女子大学大妻女子大学でやる予定です。
文星芸術大学でやってた授業は今年で終わり。


*1:たびたび言ってますが、ページ数辺りの値段とか文字数とか考えたら、そんなに高価な本ではないのです。