書いてからちょっと時間が経ちましたけども、あいちトリエンナーレについて記事を2本書きました。
『現代ビジネス』
『文春オンライン』
いろいろ言いたいことはもっとあったんだけど、どちらの記事も依頼された文字数を大幅超過した記事になってしまったので、もろもろ削りました。どっちの記事もホットな話題だということで結構急いで書いたんですけど、もうすこし時間かけて内容練ってもよかったかもしれない。
自分としては、美学者としてごく当たり前のことしか書いてないつもりなんですが、意外とバズったのでちょっと驚いてます。文春の記事の方は竹田恒泰とかに変な拡散されたので、攻撃的なリプライが結構来てましたけども。
公開後の各種リプライを受けてのコメントがこちらです。
1,作者の意図どおりに鑑賞する
— MORI Norihide / 森 功次 (@conchucame) October 18, 2019
2,鑑賞ゲームの枠内で意図を超えて自由に鑑賞する
3,消費者として一部or表面だけみて勝手に楽しむ
という3方式で僕は考えてたんだけど、たぶん1or3の図式で考えている人たちは、3を否定されたときに「じゃあ1ってことか!」と怒ったんじゃないかな、という印象
ただ、今回の騒動では批判側の議論があまりに雑すぎたので、私がそこに不満を感じているのは事実です。
— MORI Norihide / 森 功次 (@conchucame) October 22, 2019
まぁ
— MORI Norihide / 森 功次 (@conchucame) October 22, 2019
敵vs味方
芸術vsプロパガンダ
みたいな雑な二分法でしか今回の騒動を見れない人にとっては読みにくい記事になってるとは思います。そこは少し反省している。
ついでに、今回いくつか読んだ中でひとつ面白かった本があったので、紹介しておきます。
芸術業界の現状報告としても面白いんですが、大正期の芸術についていろいろ語っているところがあって、そこはかなり勉強になりました。いい本だと思います。
あと、10月12-13日に開催予定だった美学会全国大会のシンポジウムに登壇する予定だったんですが、こちら台風で中止になりました。なんか1月12日あたりに日程変更してやろうか、という話も出てますが、どうするんでしょうね。