創られた「日本の心」神話 「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史 (光文社新書) 輪島 裕介 光文社 2010-10-15 売り上げランキング : 34668 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
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第二部 「演歌」には、様々な要素が流れ込んでいる
第七章 昭和40年前後の「艶歌」「演歌」の用法
「民謡調」や「浪曲調」、夜の巷の「流し歌」「やくざ歌」「ムード歌謡」「ナツメロ」といった要素を寄せ集めた総和が現在の「演歌」である、という理解は必ずしも誤りではありませんが、それだけでは不十分です。
むしろ重要なのは、別々の文脈に属していた個々の要素がいかにして寄せ集められ、しかもそれらの総称として「演歌」ないし「艶歌」という語が冠され、具体的な意味が付与されるに至ったかを解明することです。(p.168)
ようやく第二部が終わった・・・
第三部、第四部は、また、あした以降で。