昆虫亀

森功次(もりのりひで)の日記&業務報告です。

輪島裕介『創られた「日本の心」神話――「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史』 第二部 第七章

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輪島 裕介

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第二部 「演歌」には、様々な要素が流れ込んでいる
  第七章 昭和40年前後の「艶歌」「演歌」の用法

 「民謡調」や「浪曲調」、夜の巷の「流し歌」「やくざ歌」「ムード歌謡」「ナツメロ」といった要素を寄せ集めた総和が現在の「演歌」である、という理解は必ずしも誤りではありませんが、それだけでは不十分です。
 むしろ重要なのは、別々の文脈に属していた個々の要素がいかにして寄せ集められ、しかもそれらの総称として「演歌」ないし「艶歌」という語が冠され、具体的な意味が付与されるに至ったかを解明することです。(p.168)







ようやく第二部が終わった・・・
第三部、第四部は、また、あした以降で。