創られた「日本の心」神話 「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史 (光文社新書) 輪島 裕介 光文社 2010-10-15 売り上げランキング : 34668 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
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第二部 「演歌」には、様々な要素が流れ込んでいる
第六章 ご当地ソング、盛り場歌謡、ナツメロ
地方都市の盛り場を「都会風歌謡」に準ずるやや洋風のスタイルで歌うヒット曲あ、昭和40年代以降爆発的に増加しています。(p.143)
高度成長期以降の「日本化した洋風盛り場」のイメージを最も理想的に体現する歌手が、青江三奈と森進一です。(p.148)
《恍惚のブルース》と《バラが咲いた》と《夕陽が泣いている》が同じ1966年に同じ作家によって作られていることは、「西洋風のポップス」と「日本風の演歌」という二文法を根本的に疑わせる決定的な事実です。(p.157)