昆虫亀

森功次(もりのりひで)の日記&業務報告です。

分析美学研究会、次回はRoger Scruton。

conchucame2010-04-08


次回は13日の12時から@東大本郷美学研究室。
新年度の時間割がでたので、今後しばらくは曜日固定で行きます。
月曜12時にランチ(人によっては朝ごはん)を食べながらスタート。
たぶん四限前(15時)くらいに終わります。



読むのは、
Roger Scruton "Understanding music"
です。


これも学術誌掲載の論文ではなくて、彼の本、the Aesthetic understandingの一節です。
ScrutonはUnderstanding musicという本を2009年に出してますが、それよりはずっと前の論考になります。


もちろん、参加希望のかたはコピーをお渡しします。音楽美学とか興味あるひとどうでしょう?




Scrutonは哲学業界でも結構有名なひとですが、美学会ではけっこうな大御所で、2009年のBritish Journal of AestheticsではRoger Scruton特集号が組まれてます。
本も出しまくり。何が主著なのかは僕は知りません。

あと、『哲学者は何を考えているのか』(春秋社)で彼のインタビューが読めます。
バリバリのエリート主義で、純粋芸術(high art)マンセーのひとです(がクラプトンは好きらしい)。
けっこう金持ちオーラがギラギラした人ではあります。
家行ってみたい。



4393323084哲学者は何を考えているのか (現代哲学への招待Basics)
ジュリアン バジー
春秋社 2006-05

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1847065066Understanding Music: Philosophy and Interpretation
Continuum Intl Pub Group 2009-08-30

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