昆虫亀

森功次(もりのりひで)の日記&業務報告です。

哲学若手フォーラム終了


先週末の土日で「哲学若手研究者フォーラム」が開催され、無事終了しました。
ご来場してくださった方々、どうもありがとうございました。


ダメもとで去年レクチャーテーマ希望調査に挙げてみた「分析美学」が、アンケートで意外と多くの票を獲得(アンケートでは「分析美学とフィクション」でしたが)し、今年度は「分析美学の現在」というテーマでレクチャーが行われました。
従来とは少々異色のレクチャーテーマでしたので、「人ぜんぜん来なかったらどうしよう・・・」と、内心ひやひやしてましたが、当日ふたを開けてみれば、飛び入りも含め、多くの方にご来場いただきました。
おかげ様で、ディスカッションも盛り上がり(いろんな意味で)、その後の懇親会などでも多数の方から「面白かった」というお声を頂戴しました。
レクチャーで「分析美学の現在」が伝えられたかはさておき、哲学所属のみなさまに美学の側から多少なりとも有益な刺激を与えることはできたようです。まぁ、成功と言っていいでしょう。



改めて世話人の一人として、お礼申し上げます。
周りの人間関係がちょっとずつつながっていくのが、おもしろかったです。
個人的にはもうすこしお話したい人がいたのだけれど、あまりお話できなかった。残念。




今回改めて確認したのは、

  • 懇親会は、「延長戦」ではなく、「第二ラウンド」。(「発表」自体は単なる「ゴング」で、質疑応答は「第一ラウンド」でしかない。)
  • 自分はそういう懇親会の雰囲気が、非常に好きである。優秀な方々とのディスカッションはとても楽しい。
  • やっぱ、世の中には優秀な方々がたくさんいらっしゃる。ちょっとした表現の違いで、伝わり方がぜんぜん違う。いろんなところで感動した。自分には哲学的素養もディスカッション能力もまだまだ足りない。(特に、司会むずかしかった・・・)
  • 自分の能力が無い分、こういう場でいろいろ教えてもらうのは、かなり有益な機会。その意味でも、今回、気楽に質問できる優秀な知り合いが多方面に増えたのは大きな収穫。世話人をやったメリットは大きい。(なぜかフットサルに誘われたりもしたけど、それはまた別のメリット。)
  • 懇親会での会話の中で発見したけど、いろんな問題に対して「西村先生ならこう考えるだろう」的な解説ができるようになってきてる。本当に合ってるかどうかはまだ確認してないけど。指導教官からの刷り込みは思ったよりもデカイ・・・。いいのか?

ともあれ、無事終了しました。
ご来場の皆様には改めてお礼申し上げます。




私の世話人任期はあと1年残っております。まだもうすこし、中の人です。
来年度も、皆様の参加をお待ちしております。フォーラムについて何か改善点・ご批判等ございましたら、遠慮なくお伝えください。
あと、来年度のレクチャーテーマ案も募集しております。
ご希望の方はメーリングリストにも登録しますんで、ご連絡ください。
ちなみに、来年度は地方参加者への交通費支援が増額される予定。




ちなみに、宿泊はしたほうがいいですよ。千円ちょいで泊まれるんだから、往復の交通費と時間考えたら、東京に住んでても絶対泊まったほうがいい。
深夜がおもろい深夜が。