ネタバレ現象について考える公開ワークショップ「ネタバレの美学」を開催します。 11月23日(金・祝)@大妻女子大学です。 趣意文楽しみにしていた映画を見る直前、友人が物語の肝心な部分をバラしてきたら、、、あなたは怒っていい。 「何すんだよ! これ…
緊急登板で以下のイベントに登壇することになりました。 ※タイムテーブルを追記しました 重要:会場が変更されました(2018年7月26日) 講演会「 日常に根ざした言葉で哲学をするということ:飯田隆『新哲学対話』をめぐって」 登壇者 飯田隆(日本大学)近…
恩師*1、西村清和先生の最新刊、『感情の哲学――分析哲学と現象学』勁草書房、2018年。 少し前に、ご恵投賜っておりました。ようやく読みおえたので、ちょっと感想を書いておく。 美学会の元会長が、東大定年後に國學院に再就職し*2その國學院の定年直前に仕…
このたび、哲学と文化を接続しようとする雑誌『フィルカル』の編集委員を務めることになりました。『フィルカル』は、哲学系雑誌の中ではいま一番勢いがある雑誌と言ってもいいんじゃないかと思います。 『フィルカル』みたいな活動は、一般向けに研究動向を…
要旨が出そろったので、あらためての告知です。 日本大学でワークショップを開催して頂けることになりました。 ワークショップのタイトルでは「美的経験」という語がつかわれてますが、テーマは美的判断とか美的価値とかそのあたりをざっくり含む話題だと思…
昨年12月にノエル・キャロル『批評について』の翻訳を出しました。 いくつか続報です。 1. 星野くんがartscapeでレビュー書いてくれてました。 甲斐くんの『写真の理論』と並べてくれてます。嬉しい。 http://artscape.jp/report/review/author/10002655_1…
『分析美学入門』の三刷が決定致しました。 いやー、めでたい。 分厚い本ですが、じわじわと読者層が広がっているようでなによりです*1。 まぁ日本で分析美学に興味ある人からすると、避けて通れない本であることは間違いないですし、何か美学的な疑問が出た…
告知です。 日本大学でワークショップを開催して頂けることになりました。 テーマは美的経験とか美的判断とかそのあたりです(漠然)。 そのうち各学会のMLなどで正式な情報が流れ出すと思いますが、大まかな情報は以下のような形になります。 2月中旬(も…
『分析美学基本論文集』の増刷が決定しました! 発売から2年ちょっと、じわじわと売れ続けてきて増刷です。 『分析美学入門』が増刷まで2年半くらいだったから、ややペース上がってきたともいえる。 まぁ『基本論文集』のときはブックフェアとかもやったか…
『現代思想』の臨時増刊号「総特集:分析哲学」に論文書いてます。 タイトルは 「芸術的価値とは何か、そしてそれは必要なのか」 です。ロペスとステッカーとの間で行われた芸術的価値をめぐる論争について書いてます。 本当はその流れで行われたsentimental…
発売から少し経ってしまったのですが、8月頭に共著本が出ました。『ワードマップ現代現象学―経験から始める哲学入門 』(新曜社) 植村玄輝・八重樫 徹・吉川 孝 編著 富山豊・森功次 著 http://amzn.to/2wc6aWu 著者一同で3年ほどかけて練り上げた本です。…
昨日、メスキン先生を囲む国際ワークショップ@東大の情報を上げましたが、その他の情報もまとまったようですので、こちらにまとめて告知しておきます。以下の情報は、各学会などでもMLでも回される予定です。 2017年7月28日から8月18日の日程で、…
Aaron Meskin先生を囲んでの国際ワークショップが開催されます。 @東大本郷、8月11日(金、祝日)法文1号館の215号室です。午前中はAuthor meets Critics 午後は研究発表です。 僕は理想的観賞者ネタで話す予定です。 Workshop: Art & Mind● Date: 9…
いまや美学・哲学研究者たちの間では、目を通しておかなければお話にならない雑誌とも言われる『フィルカル』。 その最新号にウィムザット&ビアズリーの「意図の誤謬(The Intentional Fallacy)」の翻訳が載っております(河合大介訳)。※amazonなどでは買…
2015年に紀伊国屋書店の(今はなき)新宿南店で「分析美学は加速する」というブックフェアをやりました(9/8〜10/25)。 記録HPはこちら(現在は解説文も全文公開されております)→ブックフェア「分析美学は加速する 美と芸術の哲学を駆けめぐるブックマップ…
今週末のサルトル学会で博論の合評会を開催して頂けることになりました。 日本サルトル学会第38回研究例会 日時:2016年12月3日(土) 14 :30〜 場所:立教大学 池袋キャンパス 5209教室(5号館)14 :30 -16 :15 提題者:根木昭英 Akihide Negi (司会:北見…
科学哲学会で次のワークショップに出てきました。 科学哲学会 第49回年次大会(信州大学)2016年11月19-20日 ワークショップII 「戸田山和久『恐怖の哲学』書評会:情動の哲学理論からアプローチするフィクション論と意識の哲学」 オーガナイザー:西條玲奈…
2月に出てたフランシス・ベーコンのLogique de la sensationの新訳をようやく確認。 ジル・ドゥルーズ『フランシス・ベーコン 感覚の論理学』宇野邦一訳 訳は山縣訳よりも(少なくとも日本語としては)だいぶ読みやすくなってるが、残念なことに図版が大幅に…
「自分で一から考える」型の研究を称揚し、「おける論文」「横のものを縦に」系の研究をけなす論調は、人文系の研究ではたびたび見られるし、「反省的に思考する」作業を重視する哲学分野では、数ヶ月に一度聞く話。 これモチベーションはわからなくもない*1…
noteで売り出していたケンダル・ウォルトン「芸術のカテゴリー」の翻訳ですが、今後しばらくの売上全額を熊本地震支援のために寄付することにしました。 まだ購入してない方はこれを機にぜひどうぞ。 39ページ、390円です。ケンダル・ウォルトン「芸術のカテ…
Synodosでこういう記事を書きました。「分析美学ってどういう学問なんですか――日本の若手美学者からの現状報告」分析美学って普通の美学ですよ、という記事です。 「分析美学とは何か」的なことはこれまでさんざんブログで書いてきたので、すこし別の観点か…
あけましておめでとうございます。 年末は子育てに追われてました。子育てナメてましたね。 「年末年始は新生児を抱っこしながらゆっくり本でも読むかー」と思ってた自分をぶん殴りたいです。 2015年の仕事とその反省をまとめておきます。 学術論文 「芸術は…
『分析美学入門』がめでたく増刷となりました。 出した時は「おいおい値段高いな大丈夫かコレ*1」と不安でしたが、幸い増刷かかる程度には売れました。よかったよかった。ブックフェアやった甲斐があったぜ。 発売から2年半かかりましたが、これで初版にあっ…
先の10月に美学会@早稲田大学で「芸術作品のカテゴリーと作者性――2015年VOCA展の出品拒否事件を題材に」というタイトルで発表しました。後日提出した発表の要旨は次のようなものです*1。 「芸術作品のカテゴリーと作者性――2015年VOCA展の出品拒否事件を題材…
近況報告です。いちおう細々と活動しております。 学会発表を二つほどやりました。 2015年10月 第66回美学会全国大会(早稲田大学) 「芸術作品のカテゴリーと作者性――2015年VOCA展の出品拒否事件を題材に」 2015年11月 第48回日本科学哲学会(首都大学東京…
ブックフェア「分析美学は加速する」は、大好評すぎたので、本日より棚を倍に拡大して開催することになりました! 棚に並ぶ本が50冊ほど増えました。リストには載せてたけど棚の関係上仕入れることができなかった本を、どーんと追加してます。また、これまで…
昨日あたりから「あえて○○する」という言葉につきまとう倫理的問題について考えてる。というか、その表現が何かイラッとさせることについて。 おそらく「これからあえて○○しますね」という決意表明をすることには、そんなにイライラしない。たとえば、「後輩…
以前に告知していた分析美学ブックフェアについてですが、webページが公開されました! 『分析美学基本論文集』刊行記念 森功次プロデュース 分析美学は加速する――美と芸術を駆けめぐるブックマップ最新版 紀伊國屋書店新宿南店*1 開催期間:9月8日から10月2…
数年ごしのプロジェクト『分析美学基本論文集』がようやく刊行の運びとなりました。目次案をつくりだしたのが2012年春なので、3年半くらいのプロジェクトですか。 形になって良かったです。目次はこうなってます。 『分析美学基本論文集』西村清和編・監訳 …
紀伊國屋書店新宿南店で分析美学ブックフェアを開催します。 そろそろ正式告知OKとなりましたので、こちらでも宣伝しておきます。 『分析美学基本論文集』刊行記念 森功次プロデュース 分析美学は加速する――美と芸術を駆けめぐるブックマップ最新版 紀伊國屋…