昆虫亀

森功次(もりのりひで)の日記&業務報告です。

【資料追加】一橋大学の哲学・社会思想セミナーでレクチャー講演をします。7月12日(金)の昼。

先日のネタバレイベント@代官山蔦屋書店は立ち見が出るほど盛況に終わりました。 写真パシャパシャ撮ってたので、そのうちフィルカルHPにも記録が載ると思います。 で、次のお仕事ですが、一橋大学の哲学・社会思想セミナーでレクチャー講演をします。平日…

『フィルカル』Vol. 4, No. 2では、「ネタバレの美学」特集を組んでます。【特集序文公開】

今をときめく哲学文化雑誌『フィルカル』の最新号(Vol.4, No.2)は、「ネタバレの美学」という特集を組み、ネタバレをテーマにした論文を5本収録しています。 フィルカル Vol. 4, No. 2 ―分析哲学と文化をつなぐ― 作者: 高田敦史,渡辺一暁,森功次,松永伸司,…

授業課題用の採点用ルーブリックをつくってみた

先日受けた学内のFD研修会で、「採点ルーブリックを作るといいですよ」という話があったので、ためしに自分の授業課題に合わせて作ってみた。*1 「作品を批評しなさい」系の課題と 「人の意見を批判しなさい」系の課題の2つだ。 「批評しなさい」系の課題 「…

6/26(水)に代官山蔦屋書店でのイベント「ネタバレのデザイン」(with仲山ひふみ、松本大輝)に登壇します。

告知です。 代官山蔦屋書店のイベントに出ることになりました。 『フィルカル』の次号が「ネタバレの美学」特集号になっていまして、その刊行記念イベントとして仲山ひふみさん、松本大輝さんとのトークをやります。 次の『フィルカル』にはネタバレに関する…

人文系院生・ポスドクの(ちょっと変わった)サバイブ術

西村玲さんについての記事がすこし話題になってたこともあって、以下のようなツイートをしていた。 文系ポスドクのサバイブ手段はほんとさまざまで、「え?そんなやり方もあるの?」みたいな驚きの宝庫なので、進学迷ってる人はとりあえず諸先輩方に相談する…

『フィルカル』Vol. 4, No. 1掲載、ドナルド・ジャッド「特種な物体」を読むためのリンク集

今をときめく哲学&文化誌『フィルカル』の最新号が出ました。 なんと大増量の436頁で2000円しない。お買い得すぎる。 詳しい目次はこちらでご確認どうぞ http://philcul.net/?p=808 昨年大妻女子大学で開催したワークショップ「ネタバレの美学」の報告文も…

慶應「分析美学概論」(木2)のシラバス

慶應でやってる非常勤、昨年までは英語論文を講読する形式でやってたんだけど、今年は契約上最後の年なので、ちょっと趣向を変えて「分析美学概論」という形でやることにした。専任の先生とも少し話した結果、概論的な授業もちょっとあったほうがいいのかな…

哲学系読書会のためのレジュメの作り方

最近は授業準備時期ということもあって、初回授業でどういう資料を学生に与えるべきなのか、というのをいろいろと考えていた。 考えていて頭に浮かんだのは、よく本の謝辞とかインタビューとかで言われている「わたしは修士のときに○○先輩にレジュメの作り方…

2018年度レポートに関するコメント、諸注意

各授業のレポートの採点がおおむね終わったので、いろいろと気づいたことを書いておく。以下に記した諸注意は、すでに履修者たちには送ったものだが、こういう注意点はどの大学でも共有可能なものだし、少しでも多くの目に触れるほうがいいので。 まず形式上…

分析美学を学ぶ人のために、邦語文献リーディングリスト(2018年版)

5年前に、「日本語で読める分析美学」というエントリで文献リストを作ってたんですけど、その後いろいろと文献も出てきたし、そろそろ更新しようかなーと思って「邦語文献リーディングリスト2018年版」をつくりました。こちらに公開しておきます。年末年始…

【発表要旨追記】公開ワークショップ「ネタバレの美学」を開催します。11/23(金・祝)@大妻女子大学

ネタバレ現象について考える公開ワークショップ「ネタバレの美学」を開催します。 11月23日(金・祝)@大妻女子大学です。 趣意文楽しみにしていた映画を見る直前、友人が物語の肝心な部分をバラしてきたら、、、あなたは怒っていい。 「何すんだよ! これ…

飯田隆『新哲学対話』の合評会に出ます。(7/28(土)、岡山大学)

緊急登板で以下のイベントに登壇することになりました。 ※タイムテーブルを追記しました 重要:会場が変更されました(2018年7月26日) 講演会「 日常に根ざした言葉で哲学をするということ:飯田隆『新哲学対話』をめぐって」 登壇者 飯田隆(日本大学)近…

西村清和『感情の哲学――分析哲学と現象学』の感想

恩師*1、西村清和先生の最新刊、『感情の哲学――分析哲学と現象学』勁草書房、2018年。 少し前に、ご恵投賜っておりました。ようやく読みおえたので、ちょっと感想を書いておく。 美学会の元会長が、東大定年後に國學院に再就職し*2その國學院の定年直前に仕…

4月21日(土)夜、『フィルカル』最新号刊行記念のトークイベントを開催します。

このたび、哲学と文化を接続しようとする雑誌『フィルカル』の編集委員を務めることになりました。『フィルカル』は、哲学系雑誌の中ではいま一番勢いがある雑誌と言ってもいいんじゃないかと思います。 『フィルカル』みたいな活動は、一般向けに研究動向を…

2018/3/16(金)日本大学、ワークショップ「美的経験、再考!」(要旨つき告知)

要旨が出そろったので、あらためての告知です。 日本大学でワークショップを開催して頂けることになりました。 ワークショップのタイトルでは「美的経験」という語がつかわれてますが、テーマは美的判断とか美的価値とかそのあたりをざっくり含む話題だと思…

ノエル・キャロル『批評について』続報

昨年12月にノエル・キャロル『批評について』の翻訳を出しました。 いくつか続報です。 1. 星野くんがartscapeでレビュー書いてくれてました。 甲斐くんの『写真の理論』と並べてくれてます。嬉しい。 http://artscape.jp/report/review/author/10002655_1…

【祝】『分析美学入門』三刷決定!

『分析美学入門』の三刷が決定致しました。 いやー、めでたい。 分厚い本ですが、じわじわと読者層が広がっているようでなによりです*1。 まぁ日本で分析美学に興味ある人からすると、避けて通れない本であることは間違いないですし、何か美学的な疑問が出た…

2018/3/16(金)日本大学、ワークショップ「美的経験、再考!」

告知です。 日本大学でワークショップを開催して頂けることになりました。 テーマは美的経験とか美的判断とかそのあたりです(漠然)。 そのうち各学会のMLなどで正式な情報が流れ出すと思いますが、大まかな情報は以下のような形になります。 2月中旬(も…

【祝】『分析美学基本論文集』が増刷されます【めでたい】

『分析美学基本論文集』の増刷が決定しました! 発売から2年ちょっと、じわじわと売れ続けてきて増刷です。 『分析美学入門』が増刷まで2年半くらいだったから、ややペース上がってきたともいえる。 まぁ『基本論文集』のときはブックフェアとかもやったか…

『現代思想』総特集:分析哲学に論文を書いてます

『現代思想』の臨時増刊号「総特集:分析哲学」に論文書いてます。 タイトルは 「芸術的価値とは何か、そしてそれは必要なのか」 です。ロペスとステッカーとの間で行われた芸術的価値をめぐる論争について書いてます。 本当はその流れで行われたsentimental…

共著本『ワードマップ現代現象学―経験から始める哲学入門 』が出ました

発売から少し経ってしまったのですが、8月頭に共著本が出ました。『ワードマップ現代現象学―経験から始める哲学入門 』(新曜社) 植村玄輝・八重樫 徹・吉川 孝 編著 富山豊・森功次 著 http://amzn.to/2wc6aWu 著者一同で3年ほどかけて練り上げた本です。…

Aaron Meskin先生の全国ツアー、詳細情報

昨日、メスキン先生を囲む国際ワークショップ@東大の情報を上げましたが、その他の情報もまとまったようですので、こちらにまとめて告知しておきます。以下の情報は、各学会などでもMLでも回される予定です。 2017年7月28日から8月18日の日程で、…

Aaron Meskin先生を囲んでの国際ワークショップが開催されます@東大本郷、8月11日

Aaron Meskin先生を囲んでの国際ワークショップが開催されます。 @東大本郷、8月11日(金、祝日)法文1号館の215号室です。午前中はAuthor meets Critics 午後は研究発表です。 僕は理想的観賞者ネタで話す予定です。 Workshop: Art & Mind● Date: 9…

ウィムザット&ビアズリーの「意図の誤謬(The Intentional Fallacy)」の翻訳が出ました&訳で気になったところ

いまや美学・哲学研究者たちの間では、目を通しておかなければお話にならない雑誌とも言われる『フィルカル』。 その最新号にウィムザット&ビアズリーの「意図の誤謬(The Intentional Fallacy)」の翻訳が載っております(河合大介訳)。※amazonなどでは買…

ブックフェアの作り方

2015年に紀伊国屋書店の(今はなき)新宿南店で「分析美学は加速する」というブックフェアをやりました(9/8〜10/25)。 記録HPはこちら(現在は解説文も全文公開されております)→ブックフェア「分析美学は加速する 美と芸術の哲学を駆けめぐるブックマップ…

サルトル学会で博論の合評会を開催して頂きます(それに合わせて博論公開)。

今週末のサルトル学会で博論の合評会を開催して頂けることになりました。 日本サルトル学会第38回研究例会 日時:2016年12月3日(土) 14 :30〜 場所:立教大学 池袋キャンパス 5209教室(5号館)14 :30 -16 :15 提題者:根木昭英 Akihide Negi (司会:北見…

科学哲学会ワークショップ、『恐怖の哲学』書評会の資料公開

科学哲学会で次のワークショップに出てきました。 科学哲学会 第49回年次大会(信州大学)2016年11月19-20日 ワークショップII 「戸田山和久『恐怖の哲学』書評会:情動の哲学理論からアプローチするフィクション論と意識の哲学」 オーガナイザー:西條玲奈…

ドゥルーズ『感覚の論理学』、新旧訳の図版番号対応表つくりました。

2月に出てたフランシス・ベーコンのLogique de la sensationの新訳をようやく確認。 ジル・ドゥルーズ『フランシス・ベーコン 感覚の論理学』宇野邦一訳 訳は山縣訳よりも(少なくとも日本語としては)だいぶ読みやすくなってるが、残念なことに図版が大幅に…

「おける論文」、「横のものを縦に研究」への批判について

「自分で一から考える」型の研究を称揚し、「おける論文」「横のものを縦に」系の研究をけなす論調は、人文系の研究ではたびたび見られるし、「反省的に思考する」作業を重視する哲学分野では、数ヶ月に一度聞く話。 これモチベーションはわからなくもない*1…

ウォルトン「芸術のカテゴリーの売上を熊本地震支援のために寄付することにしました

noteで売り出していたケンダル・ウォルトン「芸術のカテゴリー」の翻訳ですが、今後しばらくの売上全額を熊本地震支援のために寄付することにしました。 まだ購入してない方はこれを機にぜひどうぞ。 39ページ、390円です。ケンダル・ウォルトン「芸術のカテ…